離檀トラブル、お布施代・戒名代など金銭トラブル、寺院の管理権限に関するトラブルなど寺社と檀信徒間で発生するいわゆる寺檀紛争について、弊所は寺社である皆さまをお守りする弁護士の立場で、トラブル解決のためのアドバイス及び代理人としての交渉業務を遂行いたします。
目次
- 1 墓地経営主体の破産
- 2 墓じまいと離檀料トラブル
- 3 檀徒の権利義務と寺檀紛争
- 4 近隣住民との騒音トラブル
- 5 梵鐘の音と騒音トラブル
- 6 法人寄附不当勧誘防止法
- 7 親族からの遺骨引渡し要求
- 8 参拝客の荷物盗難と寺院の損害賠償責任
- 9 お寺の壁や仏像などに落書き・いたずらをされた場合の対応
- 10 境内や仏像などの無断撮影やSNSへの投稿について
- 11 御朱印のネットオークション売買について
- 12 寺院の駐車場内の事故
- 13 寺院の駐車場内における無断駐車
- 14 高齢の檀信徒からの高額寄附
- 15 寺院における個人情報の第三者提供
- 16 寺院における個人情報の保護・管理
- 17 旧統一教会に対する解散命令と最高裁決定①
- 18 旧統一教会に対する解散命令と最高裁決定②
- 19 悪質な参拝者への出入り禁止
- 20 寺院の境内での転倒・負傷の責任
- 21 寺院に対するインターネット・SNS上の誹謗中傷への対応
- 22 寺院とクラウドファンディング
- 23 檀信徒から遺骨の返還・分骨を求められた場合の対応
1 墓地経営主体の破産
Q 最近、墓地経営の厳しい経営状況がよく取り沙汰されています。墓地や霊園の経営主体が破産した場合、檀信徒等の墓地使用権はどのように扱われるのでしょうか。
2 墓じまいと離檀料トラブル
Q 弊寺の古くよりのお檀家から「今度、遠方に引越すことになったが、もう高齢なのでなかなかそちらにお参りに行けそうにもない。この機会に菩提寺を変えようと思うので、檀家を止めさせてもらいたい」と言われてしまいました。弊寺では離檀の際にはいつも離檀料の支払いをお願いしているのですが、そもそも「離檀料」とはどのようなものでしょうか。
3 檀徒の権利義務と寺檀紛争
Q 弊寺にも檀徒が多くおりますが、檀徒とはそもそもどういう立場なのでしょうか。寺社に対する具体的な権利義務などはあるのでしょうか。また、寺檀紛争とは一体何でしょうか。
4 近隣住民との騒音トラブル
Q 当寺では毎週末に法要を行っておりその際に読経などもするのですが、近所に引っ越してきた近隣住民から「お経の声がうるさいから止めろ」と苦情を言われてしまいました。お寺ゆえ読経なしで法要するわけにもいきませんので困っています。読経の音を下げなければならないのでしょうか。
5 梵鐘の音と騒音トラブル
Q 当寺ではこれまで代々住職が朝夕梵鐘をついて近隣の皆さまに時刻を知らせてきました。しかし、最近になって近隣住民から「梵鐘の音がうるさくて生活が害されている。損害を賠償してほしい。」と言われています。お寺としてはお金を払わなければならないでしょうか
6 法人寄附不当勧誘防止法
Q 旧統一教会の問題を契機に、新しく「法人寄附不当勧誘防止法」が成立したと聞きました。この法律はいわゆる霊感商法にも適用されるそうですが、寺院など宗教法人が檀家や信者から寄附を募る場合にも関係してくるのでしょうか。寺院が寄附を募る際に気を付けるべき点について教えてください。
7 親族からの遺骨引渡し要求
Q 弊寺のお檀家が亡くなった後に、相続人を名乗る親族から「遺骨を引き渡してほしい」と要求されました。しかし、その一方で、別の親族からは「遺骨を絶対に渡すな」と逆の要望をされており、どうしたものかと困っております。お寺としてはどのように対応すべきでしょうか。
8 参拝客の荷物盗難と寺院の損害賠償責任
Q 葬儀、法要や行事の際に、参拝客等から「法要が終わるまで荷物を預かってほしい」と依頼されることがあります。また、控室や客殿に置いていた荷物が他の参拝者等によって盗まれてしまうことも考えられます。このような場合、お寺は盗難について損害賠償責任を負うのでしょうか。また、寺院として盗難事故を防止するためには、どのような対応を取ることが望ましいでしょうか。
9 お寺の壁や仏像などに落書き・いたずらをされた場合の対応
Q 近年、寺院の本堂や山門、塀、石碑、仏像などに落書きをされたり、いたずらにより傷を付けられたりする事件が報道されています。このような被害を受けた場合、お寺としてはどのように対応すべきでしょうか。また、通常の寺院建物と文化財に指定されている建物や仏像とでは、対応に違いはあるのでしょうか。
10 境内や仏像などの無断撮影やSNSへの投稿について
Q 近年、寺院を訪れた参拝者や観光客が、境内や本堂、仏像などを自由に撮影し、その写真や動画をSNSや動画投稿サイトへ掲載するケースが増えています。また、撮影した写真や動画をYouTube等へ投稿して広告収入を得たり、商業目的で利用したりする事例も見受けられます。寺院としては、このような撮影やSNS投稿、商業利用を自由に認めなければならないのでしょうか。また、寺院として制限を設けることはできるのでしょうか。
11 御朱印のネットオークション売買について
Q 近年、寺院でもらった御朱印をインターネットオークションやフリマアプリなどで売買する事例が見受けられます。寺院でいただいた御朱印を第三者へ販売したり、反対に購入したりすることは法的に問題ないのでしょうか。また、寺院としてこれを禁止することはできるのでしょうか。
12 寺院の駐車場内の事故
Q 当寺の参詣客用の駐車場内で、参詣客の車が駐車場にいた他の参詣客にぶつかり怪我をさせてしまいました。怪我をした参詣客からは「駐車場を管理している寺にも責任があるのではないか。損害を賠償してほしい。」と言われています。駐車場内の事故についても寺院は損害賠償責任を負わなければならないのでしょうか。
13 寺院の駐車場内における無断駐車
Q 当寺では、参詣客のために境内地の一部を駐車場として使用していますが、最近、参詣客以外の部外者による無断駐車が横行し、参詣客が駐車できないことがあります。無断駐車をしている車両を寺院側で移動させてもよいのでしょうか。また、無断駐車をした者に対して損害賠償を請求することはできるのでしょうか。
14 高齢の檀信徒からの高額寄附
Q 長年の檀家である高齢の方から、「これまでお寺には大変お世話になったので、預貯金の中から1000万円を寄附したい」との申出がありました。本人は自らの意思による寄附であると話していますが、かなりの高額ですので、将来、本人やその家族から返還を求められるのではないかという心配もあります。 また、近年、宗教団体に対する高額な寄附が社会問題となり、寄附の勧誘を規制する法律が新たに制定されたとも聞いています。寺院として、高齢の檀信徒から高額な寄附の申出があった場合、そのまま受け取ってよいのでしょうか。
15 寺院における個人情報の第三者提供
Q 当寺では、檀信徒名簿や過去帳、墓地使用者に関する情報等を管理しています。檀信徒の親族や他の檀信徒などから「住所を教えてほしい」、「過去帳を見せてほしい」と求められることがあります。また、寺院規則や責任役員名簿、責任役員会議事録について閲覧を求められることもあります。このような場合、寺院としては、誰に対して、どこまで情報を開示してもいいものでしょうか。
16 寺院における個人情報の保護・管理
Q 当寺では、檀信徒の氏名、住所、電話番号等を記載した名簿のほか、過去帳、墓地使用者名簿、法要に関する情報など、檀信徒等に関わる多くの個人情報を管理しています。これらの情報について、寺院としてどのような点に注意して保管・管理すればよいのでしょうか。
17 旧統一教会に対する解散命令と最高裁決定①
Q 令和8年6月22日に最高裁判所が世界平和統一家庭連合、いわゆる旧統一教会に対する解散命令について、教団側の特別抗告を棄却する決定をしたとの報道がありました。 宗教法人に対する解散命令はこれまで極めて例が少ないと聞いていますが、今回の最高裁決定にはどのような意味があるのでしょうか。これは一般の寺院にとっても関係する判断なのでしょうか。
18 旧統一教会に対する解散命令と最高裁決定②
Q 世界平和統一家庭連合、いわゆる旧統一教会に対する解散命令が令和8年6月22日に最高裁で確定しましたが、この判断は今後、一般の寺院や宗教法人に対する行政の対応にも何らか影響するのでしょうか。 近年は不活動宗教法人や「宗教法人M&A」などと称する宗教法人格の売買についても文化庁が対策を強化していると聞いています。今回の最高裁決定とこれらの問題にはどのような関係があるのでしょうか。
19 悪質な参拝者への出入り禁止
Q 当寺では、特定の参拝者が、住職や寺務職員に対して大声で苦情を繰り返す、他の参拝者を無断で撮影する、立入禁止の場所に勝手に入るなどの行為を繰り返しています。何度注意しても従わず、寺院の運営や他の参拝者にも支障が生じています。寺院は多くの人に開かれた場所ではありますが、このような問題のある参拝者に対して、境内への立入りを禁止することはできるのでしょうか。また、出入り禁止を伝えても再び境内に入ってきた場合には、寺院としてどのように対応すればよいでしょうか。
20 寺院の境内での転倒・負傷の責任
Q 当寺を参拝していた方が、境内の石段で足を滑らせて転倒し骨折してしまいました。転倒した方からは「石段が滑りやすくなっていたのに、寺院が何の対策もしていなかった」として、治療費等の損害を賠償して欲しいと言われています。寺院の境内で参拝者が転倒して怪我をした場合、寺院は損害賠償責任を負わなければならないのでしょうか。
21 寺院に対するインターネット・SNS上の誹謗中傷への対応
Q インターネットの口コミサイトやSNS上に、当寺や住職について「寄附金を横領している」、「檀家をだましている」など事実と異なる投稿が繰り返されています。匿名アカウントから投稿されており、投稿者が誰なのか分かりません。寺院として投稿の削除や投稿者の特定を求めることはできるのでしょうか。また、法的対応を行う場合にはどのような点に注意すべきでしょうか。
22 寺院とクラウドファンディング
Q 当寺では、本堂の修繕や文化財の保存、地域向け事業などの資金を集めるため、インターネット上のクラウドファンディングを利用することを検討しています。宗教法人である寺院がクラウドファンディングを行うこと自体に問題はないのでしょうか。また、支援者への返礼品を設ける場合や、集めた資金を使用する際には、宗教法人法や税務上どのような点に注意すべきでしょうか。
23 檀信徒から遺骨の返還・分骨を求められた場合の対応
Q 当寺の墓地に納骨されている遺骨について、墓地使用者から「墓じまいをすることになったので遺骨を返してほしい」との申出がありました。また、別の檀信徒からは、「親の遺骨の一部を分骨して、別の寺院の墓にも納めたい」と相談されています。寺院として、このような遺骨の返還や分骨の求めには応じなければならないのでしょうか。また、遺骨を引き渡す際にはどのような手続や資料を確認する必要があるでしょうか。





